産直の会

今年の冬は本当に雪が少ないですね!
今年のお米にとって吉とでるかどうかはわかりませんが、とにかく除雪作業がいらない分助かっております。
 今月は、研修会がたくさんありました。
 まず、水稲生産研修会です。
 昨年は夏の猛暑で、水稲に高温障害が出たために作況指数が悪かったのをご存知ですか?
 高温障害で、お米にでんぷんがうまく蓄積されずに、白く濁ったお米いわゆる「シラタ」が多くでました。
 食味にそんなに影響があるわけではなく、精米歩留まりに大きく影響するので、お米やさんがたいへん嫌います。当然値段にも影響します。
 消費者のかたにはそんなに影響がないと思いますし、玄米で食べておられる方にも影響はないと思います。
 秋に天候が悪かったので、未熟米いわゆる「アオタ」も多かったのですが、これも玄米表面が薄い緑色になっているお米は、非常に香りが高いのです。
 いわゆる新米の香りはこの未熟米の香りだと思います。昨年のお米を選別して未熟米をすべて取り除いて食味を計ってもらいましたが、むしろ食味値は低下しました。
 取り除いた未熟米を混ぜて炊いたご飯のおいしかったこと!新米の香りが強かったのを覚えています。生産者の贅沢だなあ!と感謝していただきました。

さて、高温障害の対策ですが、水をたっぷり与えることだそうです。
 昨年は、8月下旬から雨の多い天候であったために、田んぼが柔らかくなりまして、コンバインでの収穫ができるかどうかのぎりぎりでした。
 あれ以上水をあてるというのは、「暗渠排水」をすべてのたんぼに施工しないと無理です。
 やっぱり評論家ですよね。生産者の苦労がわかっていないような気がします。
 指導されたとおりに水をあてて、コンバインで収穫できなかったら、大型のコンバインで刈取するように指導するんでしょうか?コシヒカリは田んぼが柔らかくなるような作り方をすると倒伏しますので、うまく刈取できなくなるんですが・・・当然指導している方もご存知のはずですけど!
 もうひとつは明るい話題です。大野市に道の駅がもう一箇所できることになりました。
 今は旧和泉村に「道の駅九頭竜」がありますが、もっと規模の大きい道の駅ができます。
 ピロール米やピロール野菜を販売したいと思い、今から計画をねっております。
 大野にこられることがありましたら、道の駅九頭竜、道の駅結いの故郷にぜひお立ち寄りください。
もりの元気米、もりの元気野菜、もりの元気茶の出品を計画しておりますので、お立ち寄りの際はぜひご購入をお願いします。

 

                      2月24日 松田邦男