ピロール農法の秘密

土の中には本来「ラン藻」と呼ばれる微生物が存在します。

ラン藻(シアノバクテリア)は、光合成により酸素を発生し、この地球上を現在のような酸素にとんだ環境を変えた立役者です。

ピロール農法ではこの「ラン藻」をピロール資材と呼ばれる肥料を混ぜて活性化させます。この肥料は90%の有機物とアルカリ性にするための石灰類、土の中のミネラルバランスを整える海洋沈殿物からできています。

 


◇環境に優しいピロール農法

お肌の「コゲ」とは、お肌の表面が茶色に変化してしまう状態をいいます。コラーゲンやケラチンといった角質は透明です。

それが、「糖化」することによって黄色や茶褐色に変わり、やがてはお肌のくすみ、老化を招きます。

コラーゲンは、肌のハリや弾力を作る働きをしています。

エラスチンは、線維状のタンパク質で、コラーゲン同士を結びつけてお肌のキメを整えています。

コラーゲンやエラスチンなどのタンパク質は、糖化すると、途端にしなやかさをなくし、固くなってハリを失い、「たるみ」が生じます。

そして、糖化タンパク質が褐色に変化し、次第に蓄積されることで、お肌の透明感は損なわれ「くすみ」の原因となります。

糖化タンパク質は、一旦変性されると分解されにくい特徴を持っています。そのため、お肌のターンオーバー(生まれ変わり)は緩やかになり、古い表皮のままメラニンの排出が行われずに「シミ」を作ることになります。

AGEs(最終糖化生成物)は、体内でコラーゲンなどのたんぱく質と結合し、その結果、それらは異物と判断されます。AGEsを分解しようとコラーゲンやエラスチンの分解酵素であるコラーゲナーゼやエラスターゼの分泌量が増え、AGEsだけでなく、正常なコラーゲンやエラスチンまで分解するように働いてしまうため、この現象が皮膚で起こると、シワやたるみの原因となります。

ピロール農法の最大の特徴は、“土の中で酸素を放出する”という点です。地球上の酸素を作り出した「らん藻」(シアノバクテリア)を活用する農法です。従来の農法は、微生物が土の中で酸素を使って有機物を分解することで生活し、その結果、二酸化炭素を放出します。

従って、土の中の酸素が欠乏しがちとなり根腐れなどが起きやすくなります。 ピロール農法は、光合成を行うらん藻を土の中に繁茂させ、そのらん藻が二酸化炭素を吸収して酸素を土の中に産み出すことで、「酸素欠乏」という問題点を克服した農法です。そして同時に、土の中の微生物も豊になります。

増えたらん藻や微生物は、ビタミンなどの様々な有用な物質を土壌中に供給すると同時に、「農薬」などの分解・浄化も行います。


□酸性雨の対策に適した農法です。

降り始めの雨などでは、ペーハー(PH)3.2 という酸性の強い雨が降るという今日、土壌や作物には大変厳しい環境であります。

へたをすると、将来はハウスでしか、野菜が元気よく育たないとまでいわれるのも、現状の厳しいということです

ピロール農法はこの厳しい環境のなかでも元気な野菜が、路地畑でも収穫できます。ピロール資材はアルカリ性のものなのです。


□弱アルカリ性のお米で元気

普通のお米はPH値は約6.8くらいですが、ピロール米のPH値は7.1~7.4の弱アルカリ性です。

弱アルカリ性の食品は血液がサラサラになり、新陳代謝がよくなりダイエットや美容効果が期待できます。健康な人の体は弱アルカリ性に保たれています。

お肉などの酸性食品を摂りすぎても酸性体質に傾かないのはカルシウム、マグネシウム等のミネラルを使って、弱アルカリ体質に保っているからです。酸性食品ばかり摂っていると、ミネラル不足になり、骨がもろくなるなど、健康を阻害するおそれがあります。 更に身体を弱アルカリ性に保つことで癌や循環器疾患、糖尿病などの予防にもなります。


□農薬を分解してくれる農法なのです。

土壌にいる菌は、多かれ少なかれ、農薬などを分解する力を持っています。ピロール栽培で数を増やして力を増した「ラン藻」は、それら土壌菌の中とくらべると農薬などを分解するスピードが、格段に早いのです!

 たとえば悪名高い、ダイオキシン。

ダイオキシンは自然に土壌菌によって分解されるまで数千年もの年月が必要です。しかし、ラン藻やそれに似た微生物がたくさんいる土壌のなかでは、このダイオキシンが数週間で数十%減少するという驚きの実験結果がでているほどなのです。

 

 ピロール栽培のもりの元気米では、お米が育ってゆく間に土の中に蓄積した農薬はほとんど分解され、そして、できたお米からは残留農薬が検出されることはありません。発ガン性のあるトリハロメタン類の分解もしてくれる農法です。


□「キレート化」でミネラルの体内吸収率をあげている

ピロール農法では、吸収されにくい養分を吸収しやすい形に変える「キレート化」が行われている

 ピロール農法では作物が根酸を分泌して周囲にあるミネラルをキレート化して利用しやすくしています。

 キレートとは、吸収されにくい養分をアミノ酸や有機酸によって吸収されやすい形に変えたり、反対に有害物質を無害化したりする。

 ミネラルの体内吸収率はそれほど高くはなく、平均して数%で比較的高いとされるマグネシウムでも30%~50%ほどです。

そんなミネラルですがキレートにより吸収率が高くなります。

 

通常ならひとつの入口を複数のミネラルで奪い合う形で吸収が進行するた

 め吸収効率も悪くなるのですが、キレート化されたものなら別の入口からも簡単に吸収されることが出来るので吸収効率が高くなります。


□「キレート化」でビタミン、ミネラルが豊富

弱アルカリ性のピロール米は、高カルシウム、高ビタミンで、高ミネラルで体内への吸収率が高いことも特徴となってます。

普通のお米では検出されないビタミンB12(赤血球を造るビタミン)やビタミンAが含まれています。 また、葉酸や亜鉛などの不足しがちな栄養も豊富にふくまれています。

 そんなピロール米は体に様々な効果をもたらしてくれます。

 ビタミンやカルシウムは、体内で皮膚や粘膜の健康を維持したり、骨や歯を丈夫に保ちます。


特にビタミンB12は、本来動物からしか摂取できないといわれていて、ピロール米は世界で初めてお米からビタミンB12が検出されました。 ビタミンB12を摂ることで神経機能を正常に保ち、葉酸の働きを良くするため、妊婦の方にもよりよい効果をもたらします。

 また、葉酸や亜鉛は心臓病や貧血、癌の予防に繋がり、更に細胞分裂を助ける効果があるため、美肌効果にも期待できます。ピロール米はミネラルを豊富に含んでいるため、老化の予防や代謝の促進、糖尿病の予防などにも効果的です。


□ここが凄い!ピロール農法・きぬひかりとくみつ米

ピロール米と一般米の成分比較すると、弱アルカリ性(ph7.1~7.4)の抗酸化力が強いので、古米にもなりにくく、長期間の保管でも味が落ちにくいです。

カルシウム、マグネシウムも多く含まれています。

また、新型栄養失調症の原因のひとつ、鉄分、亜鉛なども豊富に含まれている。からだが喜ぶ、 栄養素が摂れます。