若返えるには、どうしたらいいの?

「あなたの血管年齢は実年齢より10歳上です」と言われると大ショックですね。

・血管年齢が実年齢より高い

・動脈硬化が進んでいる

・血管は収縮性を失っていて老化がすすんでいる。

硬くなる原因の多くは、年とともに血管の壁が厚くなったり、動脈の内側にコレステロールなどがたまったりする現象です。血液を送り出す心臓の負担が増すほか、酸素や栄養が臓器にうまく行き渡らなくなる。動脈硬化が進むと心筋梗塞や脳梗塞の危険が高まる


こんなにある!血管の老化が引き起こす病気

動脈硬化が進んでカチコチになった血管は、血栓やコブができやすくなります。

狭く、硬くなった血管が詰まることで引き起こされるのが、狭心症や心筋梗塞、脳卒中。

これらの恐ろしい病気は、心臓や脳の病気と思われがちですが、実は血管の病気なのです。

血管が原因の票期は病気は上記のものがあります。血管を若返らせましょう。


動脈硬化予防は若いうちから ―運動と食事で―

血液サラサラで動脈硬化予防

脂質異常症や糖尿病などで、いわゆる〝ドロドロ血液〟になると、動脈硬化を起こしやすくなります。

その反対に〝サラサラ血液〟にすることが動脈硬化の予防に効果的です。

血液をサラサラにするには、次のような食品成分や運動が鍵を握っています


肉を減らし魚を多めに摂取

海藻・キノコ・緑黄色野菜(ブロッコリー、パプリカ、

トマト等)

・ネギ類・ニンニクを努めて摂る。

鶏卵・魚介類・レバーなどを控える

お菓子や果物等の甘いものを減らす

お茶を飲む


チョコレート

(1日50G程度まで。 カカオ含有量70%以上の

ビターチョコレートがよい)

赤ワインをグラス1~2杯

黒豆(黒大豆)、納豆、豆腐 

ナットウキナーゼの血栓溶解効果は薬並み。

黒酢・酢

ヨーグルト、リンゴ、食べ過ぎない⇒体重を管理 

・DHA・EPA、イワシやサバなどの青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸の一種で、常温で固まりにくいという性質があります。血管の弾力性を高め、酸素の運び役である赤血球の柔軟性を向上させます。

・ポリフェノール、緑黄色野菜や果物などに含まれている化合物の総称です。LDLの酸化を防ぎ、血流の改善に役立ちます。ポリフェノールはベリー類や黒豆、小豆、ナス、カカオ、緑茶などに特に多く含まれています。

・ビタミンC・E、ポリフェノール同様、LDLの酸化を防ぎます。ビタミンCは赤ピーマンやレモン、ビタミンEはカボチャやアスパラガスなどに多く含まれています。


動脈硬化について、みなさんにぜひ知っておいていただきたいこと

『薬を飲んでいるから大丈夫』と思い込んでいる人が案外多いのですが、これは間違いです。病院で渡された薬だけを頼りにして、病気のことや毎日の生活習慣について無頓着であれば、薬の効果はどんどん帳消しになってしまうのです。

病気についての理解と知識は欠かせません。

それらを身につけるには“がんばり”が必要です。

生活習慣が循環器病の多くをつくりだしているのですから、食事や運動についての知識と実行力を発揮して、生活習慣を変えることができれば、動脈硬化による病気は予防できます。こうした点をよく理解して、がんばりと根気を長く、いつまでも続けてほしいのです


有酸素運動するとこんな効果がある

有酸素運動は脂肪をエネルギー源として燃焼し、HDL(善玉コレステロール)を増やす働きがあります。HDLは動脈硬化の原因となる血管壁に張り付いたLDLを回収してくれます。

有酸素運動では、体脂肪の燃焼に加え、呼吸循環器系の機能の向上が期待できます。

長時間運動を続けるためには大量の酸素が必要となりますが、酸素を体内に運ぶためには心臓と肺の働きが重要になります。

心拍数は上限が決まっているため、より多くの酸素を血流にのせて送り出すためには心拍出量を多くする必要があります。

心拍出量の増大のためには、心筋(心臓のまわりの筋)の筋力向上が必要となり、それは有酸素運動(持久力)トレーニングで高めることができます。有酸素運動を行う目的は、体脂肪の燃焼の他にも持久力向上を主に行われます。