下町ロケット

今週の週末は天気が悪くて農作業はまったくだめでした。
できたのは、畦塗り機で作った畦の手直しくらいです。
あとは、畑の土に堆肥やら石灰を混ぜ込んで、今年の野菜つくりの基礎となるつちつくりを少しできたかな?
 特に31日の日曜日は朝からひどい天候でした。
夕方にはみぞれが降るくらいの天候でした。
 天気が悪いなら、農機具メーカーの展示会でもいくかということでクボタの展示会へ行ってきました。
 そしたら、下町ロケットに出演していた自動運転トラクタの現物が展示されていました。
 それから、自動運転トラクタのデモンストレーションで、田んぼの耕起の実演がありました。
 もちろんデモですので、実際には耕すことはなかったですけど、自動運転すごいです。
 私は、機械にお金をかける余裕がないので、むしろ手作業派なんですが、自動運転トラクタを見たら、こんなのが出回ったら、個人農家はとてもついていけないな!と感じました。
 農家は、高い機械を買ったら、長く使い続けるしかないのです。そうじゃないと減価償却費が肥料や農薬代金よりも高くついてしまいます。
 最近は、とにかくお金をかけて効率をあげて勝負するのが勝つ方法です。
 それを私は、正規軍に対抗するにはゲリラ戦法が効果的だと思って、いかに機械にかける費用を抑えて、土作りに費用をつぎ込むかが農家経営の肝だと思っていました。
 でも自動運転トラクタをみたら、機械費用を抑えたら世の中に遅れるのは当たり前だと思います。
 欠点は、機械の進歩が早すぎて機械投資の効果が現れるまで、投資を続けられるほど儲けが確保できていません。
 あと10年後、私のような零細農家が生き残るのか、法人化した生産組合が生き残るのか、皆さんも消費者の立場でどちらが世の中の役にたつのか考えてみてください。
 後継者がいるのかいないのかによって、農家の考え方は180度違うと思います。
 私は、自分が動けるうちはピロール米を作り続けたいと思っています。ぜひ、皆さんからの応援をお願いします。
4月2日日     松田 邦男

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