肥満の増加などを背景に世界の糖尿病人口は増加中。
日本でも厚生労働省の調査によると、予備軍を含めた患者数は推計2050万人に達し、15年間で約1・5倍になった。
甘くて美味しいチョコレート。ですが「太りそう」「血糖値が上がりそう」というイメージが強く、好きなのに我慢してしまう人も多いと思います。
そんな皆さんに朗報です。
最近の研究により、食前1片のチョコに血糖値上昇を抑える効果があることが分かりました。
これまでチョコは糖尿病の大敵とされていましたが、カカオ70%以上のチョコであれば、むしろ積極的に食べても問題ありません。
カカオ含有量70%以上の高カカオチョコ
皆さんが普段食べているようなミルクチョコには、製造過程において砂糖や脂肪が加えられています。
チョコに「甘い」「太る」「体に悪い」といったイメージが付きまとうのはそのためです。
しかし、カカオ含有量が7割を超える高カカオチョコには乳脂肪が入っておらず、さらに砂糖の量も少なくなっています。
ミルクチョコに比べて苦いのは否めませんが、それも最初のうちだけ。
次第に甘さに敏感になり、高カカオチョコでも十分満足できるだけの甘さを実感できるようになるでしょう。
朝・昼・晩と食事の前に1片(約5グラム)ゆっくりと味わいながら食べてみてください。
午前10時頃と午後5時頃に完食としてそれぞれ1片ずつ食べるとより効果的です。
チョコに含まれるポリフェノールが血糖値下げに効果を発揮します。
好きな物を食べられるのは幸福感に繋がり、結果的に心の健康にも役立つでしょう。
予防には食生活の改善や運動が不可欠だが、チョコレート原料のカカオ豆に含まれるポリフェノール類の一種「カカオポリフェノール」が役立つことも分かってきた。
カカオ分(全重量に占める比率)が70%以上の「ダークチョコレート」では、「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」に低下傾向が確認されたという。
食前の一片のチョコで血糖値が下がる
カカオポリフェノールは体内に入ると、膵臓(すいぞう)から分泌され血糖値を下げるインスリンの働きを改善することが期待できます。
カカオ豆は食物繊維が豊富で、糖質の吸収と消化を穏やかにする働きもある。
カカオポリフェノールには、高血圧の改善や動脈硬化の予防といった効果なども報告されている。
食品の中でポリフェノール類の含有量がとくに多いのは「ダークチョコ」。
バランスの良い食生活を心がけるとともに、食事の前にカカオ分70%以上のチョコを口にすれば、満腹中枢も刺激して食べ過ぎを防げる。
ただし、チョコの食べ過ぎは禁物。
チョコのような嗜好(しこう)品の摂取量は1日200キロカロリー以内が望ましいとされる。
板チョコ1枚の約半分の25グラムほどであれば毎日食べても問題ない。
商品一例
明治 チョコレート効果 カカオ86%
70g 5箱 966円
カカオ86%のハイカカオチョコレートですが、カカオ独特の雑味や苦みを抑える独特の製法で食べやすく仕上げています。
カカオ本来の華やかな香りと上質なビター感を味わうことができ、ポリフェノールを豊富に含んでいますので美容や健康にも効果が期待でき嬉しいチョコレートです。