変形性股関節症

最近増えている変形性股関節症

10月の初旬、笑いヨガ体験会依頼があり、里芋で有名な越前大野上庄地区にいってきました。

参加者の中に変形性股関節症で手術を受けられたにも関わらず、足を引きずりながら参加している方がおられました。

 私自身、腰痛から股関節亜脱臼を繰り返し、痛みで歩くのが大変な時期があったので、その体験談を話してきました。

 

 痛くて歩くのもままならなかった時期、整骨院で、チューブを骨盤に巻いてウォーキングをしなさいと教わりました。

骨盤を固定すると、悪い足をカバイながら歩いていたのが、真っすぐに歩くようになるので、悪い股関節に無理がかからないので、痛みがやわらぐから楽になるといっていました。それから毎日、30分程度、骨盤にチューブを巻いて散歩しました。1週間ほど続けると痛みがなく歩けるようになりました。手術をされても、その後、悪い足をかばって歩くと以前と同じようになる可能性が高いような気がします。

 

先ずは、骨盤ベルトを着け日中を過ごしてみたらと言ってきました。

 姿勢を正すには、他に天迎香のツボを押す方法もあります。

「天迎香(てんげいこう)」は、小鼻のつけ根の両脇にあります。

このツボを押すときは、両手の人差し指の先で、斜め45度の角度で上に向かって押すのが効果的。
特に「天迎香(てんげいこう)」は、1回に20秒、長くても2分間押し続けることで効果が最大になると言います。
ただしこのツボは、効果が高いぶん繊細です。強く押すのではなく、そっと押さえるくらいの刺激に留めましょう。

鼻炎、花粉症などにも効果がある、傾がった体も正常にしてくれます。一回2分、1日に5回程度押してください。


股関節は日常すべての動作に影響する

股関節の障害を放置していると、クッションともいえる軟骨部分がすり減って炎症を起こし、痛みを感じるようになります。

 

原因の多くは、先天性のものです。

もともと日本人には股関節の脱臼や発育不全などを起こしている人が多いからです。

中高年になって太ったり、骨密度が低下したり、筋肉量が減少するにつれ、股関節への負担が大きくなります。

 

(1) 股関節や周囲の筋肉などが硬くなる。

(2) 股関節を支える筋肉が弱る。

 

その結果、股関節にかかる負担が大きくなり、日常のちょっとした動きで痛みを生じるようになり、歩行に支障をきたすようになります。

 


股関節とは、医学的に正確にいうと、骨盤寛骨臼(こつばんかんこくきゅう)と大腿骨頭(だいたいこっとう)からなる関節のことです。

 

股関節は、日常のすべての動作に影響する大切な部分です。

例えば歩いたり、階段を上ったり、いすから立ったりといった動作は、股関節がうまく動くことで初めてスムーズな動きをすることができます。

 

変形性股関節症の、治療法には進行の程度に応じて「運動療法」「温熱療法」「薬物療法」「手術療法」などがあります。

 

 


股関節の運動を続ける

股関節の衰えや障害を予防するには、日ごろから適度な運動をして、股関節周辺を柔軟にし、筋肉を鍛えておくことが大切です。

ここでは初期段階の人…歩いたり階段を上るときに股関節にちょっと違和感をおぼえたり、坐骨神経痛などを繰り返す人のための、予防運動を紹介します。

運動の基本は、ストレッチと筋肉運動の2つです。

<ストレッチ編>

加齢や運動不足などが原因で、股関節は硬くなり、動きにくくなります。

ストレッチをすることで、股関節の柔軟性が高まります。

 

股関節ストレッチ

 

(1) 床に座って、両足を大きく広げます(無理をしない程度に)。

(2) 足の親指側を内側に倒すようにしながら、足を内回転させます(1、2、3、4と数えながら、親指を床に近づけます)。

(3) 反対に足の小指側を外側に倒しながら、足を外回転させます(1、2、3、4と数えながら、小指を床に近づけます)。

(4) 上記の運動を、1度に5~6回繰り返します(1日2~3度)。運動中は息を止めず、ゆっくり呼吸しましょう。

 

この運動をしてみると、股関節が硬くなっていることに驚く人も多いはずです。やりすぎないように、毎日少しずつ続けましょう。

この運動に慣れてきたら、(1)の状態からからだを少しずつ前へ倒す運動を取り入れます。いきなり強く前に倒すと、お尻の筋肉や腰に負担をかけるので、ゆっくり動かしましょう。

 

 

すでに股関節に強い痛みがある人や、股関節部分に熱をもった感じがする人の場合、運動によって悪化させることもあります。医師の指導を受けてから運動をはじめてください。


痛みが走りある時は水中運動で

痛みがある場合は水中運動で

股関節や腰、ひざなどにすでに痛みがある場合は、股関節などに負担がかかりにくい、プールでの水中歩行運動からはじめるといいでしょう。

ただし、平泳ぎをしたり、水の流れに逆らって歩いたりすると、かえって股関節に負担をかけてしまいます。

 

 

温める……お風呂などで温めると、股関節周辺の血流がよくなり、痛みもやわらぎます。ただし、腫れや熱っぽい感じがあるときは、温めると炎症が悪化しやすいので、シャワー程度にしておきましょう