だれでも100歳まで生きられる時代
健康寿命とは「健康上の問題で、日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。
現在の日本人の健康寿命は、男性が平均71歳、女性が74歳とされていますが、一般に認識されている意味の「健康寿命」は、2010年時点で男性が82.2歳、女性が85.5歳なのです。(2010年時点での65歳の人の平均寿命は、男性が83.9歳、女性が89.0歳)です。
今は心から望んで、それなりに対処する人は、誰でも100歳までは生きられる時代になりつつあるといわれます。
現実には85歳の壁を上手に乗り切った人が元気で100歳まで行き着けるともいわれます。
現実には85歳近くで亡くなる人が多いのは、この壁があるからだといわれます。
先日も、友人の兄が82歳でなくなっています。
年をとってくると食欲も落ちてくるのが普通ですが、この流れで少食を常態としていると、85歳の壁を乗り切って進むのに必要な栄養分が摂れなくて、体力、筋肉力が落ちてきて体重が減っても年寄りだから当たり前と思っているうちに、生きるために必要な体力も気力も失ってしまい、バランスを崩してしまう人が意外と多いといわれます。BMI(体脂肪率)も25くらいあって痩せていない人が有利です。


動物性タンパクは植物性タンパク質を多く
極端な糖質制限とかビーガン(ビーガンとは、絶対菜食主義者・卵や乳製品のそれらも一切口にしない)とか栄養摂取の偏りを続けていると、生命の危機を招く危険なタイミングが85歳頃にくる人が多く、修正を拒否していると、この辺りで痩せこけて亡くなってしまうリスクが現実になってしまう人が増えるのです。
とりあえず、90歳まで元気に生き延びるには、80歳過ぎて食欲の衰えを感じる時があっても、それを当たり前と達観せず、生きる力を衰えさせてはならじと頑張る気合いを入れ直し、食べる力を落とさないことが大事といわれます。
85歳前後でも毎日、味噌納豆などの発酵大豆と魚を中心にして蛋白質とサプリを活用して微量栄養素群をしっかり摂り続け、この栄養の力と噛む力で85歳の壁をゆうゆうと乗り越えてください。
ヒトは植物性の食性の動物であることはその通りですが、それだけで蛋白質系の栄養素を必要充分量摂り続けるには細心の注意が必要です。
動物性蛋白質やアミノ酸系のサプリメントの活用も時には有用という「柔らかな頭」で対処していきたいものです。
思行の柔軟性が失われてしまったのは、長年にわたる栄養アンバランスの結果の脳力の良えということにはなりたくないものです。
ただ、ヒトは、哺乳動物を食べるとその餌にした哺乳動物の免疫反応を誘導するので、血管の中で慢性炎症反応が起こり動脈硬化となりやすいのです。
哺乳動物で唯一心臓病で死ぬ動物になったという事実から目をそらせることなく、それを避けるためには哺乳動物を食べるのは極力避けたいものです。
その注意を守りつつ動物蛋白も適宜摂るようにしていけば、蛋白質不足に陥らず、85歳の壁はそれほど無理なく越えて、90歳もゆうゆうと越え、超越的幸福感に満たされる100歳も楽しく越える道が目の前に開けてくるのです。
そして超越的幸福感に満たされる100歳コースに乗るためには慢性炎症の悪循環が体内で、特に血液内で起きないよう、抗酸化作用の高いものを朝、昼、夕方、夜など定時に口にするようにしたいものです。




