ケイ素(シリカ)の力

ケイ素(シリカ)と人との関係

 

ケイ素は、酵素と共に生物界で最も多くある元素の一つです。

人の体内には約18gと非常に多くの保有量が検出されており、あらゆる臓器に含まれますが、特に骨、関節、血管、細胞壁、皮膚、毛髪、歯、爪、筋肉などに多く分布しています。

骨の成長維持にはケイ素が必要ですが、加齢と共にケイ素の含有量は減ってしまいます。

特にアテローム型の動脈硬化症の人の動脈では、ケイ素の含有量が激減していることが判明しています。

これらは、血管組織を強くしている酵素にケイ素が深くかかわっていることを意味しています。

私たちの体からケイ素が不足すると、動脈硬化の促進、爪の割れ、皮膚のたるみ、脱毛、さらには癌に対する抵抗力の低下など様々な症状をきたします。

ケイ素を補給することは、結合組織中のコラーゲンを増強し、動脈硬化を防止し、抗癌力の強化にもつながります。

また最新の研究では、ケイ素が不足することで、脳を活性化させるセロトニンの分泌が減少して、心の病である『うつ』や『精神不安』が起こるとされています。



ケイ素(シリカ)のカラダでの働き

 

*肌の弾力や潤いを保つ

ぷるぷる層(真皮層)の結合を強め、

再生にかかわる成分です。髪や爪をキレイに保つ

ケイ素(シリカ)は組織同士をつなげるはたらきをしていて、髪や爪にも深くかかわっています。老けて見える原因のひとつ「バサバサで潤いのない髪」や「欠けやすい二枚爪」は、ケイ素(シリカ)も不足している状態です。

*骨をしっかり丈夫にする

骨を形づくる細胞壁には特に多くのケイ素(シリカ)が含まれています。ケイ素(シリカ)は、軟骨の強さや骨密度に深くかかわる成分だと考えられています。

*関節をさびつかせない

関節を組み立てている骨・軟骨・靭帯・腱にもケイ素(シリカ)が大事な役割を果たしています。関節が動かしにくくなるのは、シリカと深いかかわりを持つコラーゲンの不足が原因の可能性も指摘されています。

*血管の弾力を保つ

ケイ素(シリカ)やコラーゲンは、血管の弾力を保つ成分です

硬くなった血管は、めぐりを滞らせたり、血圧にも関わるので、弾力を保つことはとても大事です。

でも、ケイ素(シリカ)は体内でつくれません。

ケイ素(シリカ)は年齢を経るとともに減り、40歳以降はほとんど作られなくなります。


ケイ素(シリカ)は食品から摂取しにくい

ケイ素(シリカ)はほかのミネラルと同様に、食品から摂取しても体内に吸収されにくいことがわかっています。

例えば、バナナはケイ素が豊富な食品の一つだが、食べても含まれるケイ素の5%程度しか体内に取り込まれない。

ただし、ケイ素の吸収率は食品の種類や加工法によって大きく変わります。

ケイ素(シリカ)は穀物の皮や殻にも多く含まれているが、全粒粉から作ったシリアルや、ピロール農法でつくった農産物は、キレート化されて含まれるケイ素(シリカ)の4~8割と高い割合で吸収されるそうです。

 

この様にケイ素は、生命維持に不可欠な必須微量元素ですが、成人1人あたりの消耗は、10~40mgと言われています。

若いときには、私たちの体の組織はケイ素を摂取する力があり、ぐんぐん摂取し続けます。

このため、柔軟性や弾力性に富み、つややかな肌に覆われ、硬い骨を持ち、エネルギーに満ち溢れています。

しかし、年を重ねるごとに私たちの体は、ケイ素を摂取する力が落ちていき、30代ごろから体内のケイ素含有量は急激に減少し続けてしまいます。

このように、私たち人間の成長と健康維持、老いや心の状態に至るまで、広い範囲でケイ素はかかわっています。

 

ケイ素は私たちにとってとても重要な必須ミネラルでありながら体内では作られず、食事による吸収もし難い栄養成分であるということとは言え人は、何らかの方法でケイ素を補給し続けなければいけません。


ピロール栽培の農産物は体内吸収率がいい

ピロール栽培とは、「ラン藻」を増やす農法。

ラン藻が増えた土は酸素をたくさん含むので、微生物からミミズやカエルなどの小動物など、たくさんの生き物が住むようになります。そして“肥沃な土”に変わった土壌はカルシウムなどのミネラルやビタミン類、ケイ素(シリカ)がいっぱいつまった「健康で栄養豊富な美味しい」農産物を育てます。

 

またピロール栽培で増えた「ラン藻」は、農作物のミネラル分の吸収を飛躍的に高める「キレート物質」という物質を作り出しています。

そのため、ピロール栽培された農作物の栄養価は普通の栽培方の数倍も高くなります。

通常は検出されることのないビタミンB12やビタミンAなどが含まれたり、また、葉酸やカルシウム、亜鉛などの不足しがちな栄養素が通常よりずっと多く含まれるのです。

 


キレート化され、体内吸収率がアップする

キレート化とは、 吸収されにくい養分を吸収しやすくする仕組みです。吸収されにくい養分をアミノ酸や有機酸によってカニバサミのようにはさみ込んで、吸収されやすい形に変えたり、反対に有害物質を無害化したりしています。

ピロール栽培の農作物が根酸を分泌して周囲にあるミネラルをキレート化して利用しやすくしています。

ピロール栽培の農作物がキレート化されていて、小腸などで吸収されやすくなっています。吸収されなければ栄養とはなりません。

 

普通の農作物ではキレート化されている割合が少ないので、吸収されにくいことが多いです。


老化の原因は体の「酸化(活性酸素)」によるもの

「ポリフェノール」や「リコピン」などの抗酸化作用がある食べ物をこれまで口にしたことがある方も多いと思いますが、私達のお米の抗酸化作用の秘訣が、食品のph値。

ピロール農法で作られた農産物、普通栽培農産物と決定的に違うところが、弱アルカリ性に寄ったpHを示すこと。

このpH値こそが、酸化した体の中を中和してくれ、老化防止が期待できる秘密なのです。

豊富なミネラルでデトックス作用

食品添加物や酸化した油を日頃から摂取している人の体内にはベットリと油脂がくっついていますが、このデトックスに効果があるのがミネラルと言われています。

ピロール農産物は通常の野菜よりカルシウムや鉄分や亜鉛などのミネラルが豊富に含まれていることで、デトックス効果も高く、便秘や肌荒れ、むくみなどの改善が期待できます。

肌、髪、爪が若返る

人間の体は、自分が日頃食べているものでできています。

お肌が入れ替わるサイクルはおよそ1か月。血液はおよそ4か月かかるといわれています。

体の隅々まで栄養がいきわたるには、

デトックスが行われることが第一。

次に、内臓に栄養を満たすこと。

最後の最後に肌・髪・爪に栄養がいきわたることです。

長い目で自分の健康を考え食生活をしっかりと考えていきたい。そんな人の力でありたいと考えています。