越前大野の里いも

全国にあるさといもの中でも知名度が高い大野のさといも。福井県東部に位置する大野市と勝山市で室町時代から栽培されている高品質の里芋で、世の里芋マニアから絶大な支持を得ている。小ぶりで身が締まり、固くて煮崩れしないのが特徴である。大野市がある奥越地方は標高が約150mの山間部。周辺の氾濫により、山から流れた土の堆積でできた扇状地で、さといもに適した砂質壌土である。

里芋自体、温暖な土地で栽培されますが、寒暖の差が激しい奥越前大野で育つがゆえに最高にうまい~です♪

特徴として、長い時間煮ても煮くずれしません。そして、程よい歯ごたえで噛めばかむほどクリーミーな粘り気と濃厚な風味が広がります。普通の里芋と食べ比べると歴然です。

やっぱり名水100選に選ばれている越前大野の土地柄なんでしょうね。また寒暖の差が大きい気候がデンプン質を多くし、独特の粘り強さとおいしさがあると高い評価を得ている。

10月から年内いっぱいが収穫期で、煮物や汁物など、もちもちとした食感を味わうのが一番である。

1000年以上も昔から地元で食べられているこのさといも。

昔は母乳の代用として、また奥越地域の冬の貯蔵食としても各家庭で様々な料理に使われていま


おらが自慢のもりの元氣さといも

もりの元氣米の松田邦男さんは田んぼでピロール農法でおおの里芋を栽培してます。奥越のさといもは伝統野菜です。

毎年種芋を残し、それを植えつけて生産しています。面積は1000㎡とわずかです。これには理由があります。連作ができないのです。7年間も!つまり、土壌の栄養分を吸い尽くすので連作はできません。だから、最高でも自分の田んぼの7分の1しか作付けできません。

 自分で食べる分と親戚に配る分が主ですので、農薬は種芋の消毒のみときだけで、除草剤もちろん使用していません。このさといもをピロール栽培すると、根が充実し、土壌のビタミン、ミネラルの栄養素をさといもがしっかり吸収してしまいます。土壌の栄養素を戻すには7年の歳月が必要です。朝鮮人参を栽培する周期と同じです。秋の収穫時の、掘り起こしは、ピロール農法にしてからは、栄養分を吸収する根の張りが凄く丈夫なので、収穫には手間がかかります。その分だけ味と、栄養価はすぐれています。奥越大野では、上庄のさといもがブランドになっており有名です。実は上庄の真名川周辺の土壌がさといも栽培に向いております。我が家は上庄ではありませんが気候風土も同じなので九頭竜川の河川敷で、ピロール栽培と、7年間作付けしていないので、土壌のよさ、勝っていても、負けてはいません。食べてみればすぐにわかります。おいしくないわけがない。本当においしいさといもができます。

 数量には限りがありますが、ぜひ、お試しください。我が家の自家用をお分けしますので、お早めにご予約ください。

 もりの元氣といもは、9月初旬から予約開始します。


さといもの煮っころがしの作り方(甘辛くしあげる)

材 料

・さといも 500g

・酒   50cc

・みりん   25cc

・醤油   50cc

・さとう   50g

用意するもの

・大きめの鍋

 さといも500gが底に1段で並ぶくらいの鍋

・鍋の中蓋はしないで煮ます。

 

1

皮をむいた里芋と仕上げ用みりん以外の調味料を鍋に入れる

水の量は、いもが少し水面から頭を出す程度、中強火にかけ中蓋をする。

2

沸騰してきたら、ぐつぐつと煮える程度に少し火を弱めます。焦がさないよう、時々鍋を揺らす。

3芋が焦げる可能性があるので、途中1~2回鍋をゆすって、芋の接地面を変える。

 

4

鍋の水分が残りわずかに少なくなってきたら、鍋をゆすって、ひっくり返し、さといもの回りにまんべんなく味をつける。芋がやわらかくなったら、照りをだす為みりんを入れ煮詰める。


・できるだけ、皮はむかず、たわしなどで表面の厚い茶色の皮を取る

 包丁かピーラーで皮をむいてもかまいません。

・大きい芋は、火が通るように少し包丁で切り目を入れる。

・とろ火で水分がほぼなくなるまで火にかけます