今日は、雨が降って農作業ができないので、ピロール米に関する話題を提供します。 今月3日の日刊県民福井をごらんになりましたか?
この日の記事に光合成最後の謎が解き明かされたというのがありました。
多くの生き物が活動する上で、欠かすことができない酸素。 水から酸素ができる反応の仕組みは謎に包まれていたそうです。 この反応をおこすのは、この大部分を生み出しているのが、シアノバクテリアや植物の葉緑体にあるたんぱく質の集まりことまではわかっても中心部分の形はまったくわかっていませんでした。 岡山大学の教授沈建仁さんが解き明かしました。
エネルギーと地球温暖化の問題を一気に解決できる
シアノバクテリアを使って調べたそうです。
和歌山県の湯の峰温泉で採取したもので、熱に強くたんぱく質が丈夫なので、研究に適しているとのことです。
大量にシアノバクテリアを培養し、細胞からたんぱく質を集めて水分を蒸発させて結晶をつくり、エックス線をあてて反射のパターンから形を調べたそうです。
その形は、ゆがんだ椅子のようだったとのこと。
植物の光合成をまねた人工光合成。水と二酸化炭素(CO2)から水素や酸素などの有用物質を人工的に生み出す技術で、エネルギーと地球温暖化の問題を一気に解決できるといっています。
この研究でノーベル賞候補にもあがっていそうです。
われらがシアノバクテリアは、田んぼでピロール米を作るだけでなく、こんなところで役に立っていたんですね。
シアノバクテリアを増やす努力と、日光がよくあたるような肥培管理を心がけていこうと思います。 今後ともシアノバクテリアにはたいへんお世話になります。