
「ヒモトレ」でコリや痛みを軽く 軽く巻くだけ、体の連動促す。
「ヒモトレ」とは、ひもを体に巻き、軽く体を動かすだけで、体のバランスが整い、凝りや痛み、だるさが解消できるという。
スポーツ界から医療や介護の場まで幅広く活用され始めた。ヒモ1本でどうしてつらい凝りなどが軽減するのだろうか?。
8月12日に、はり・きゅう公開講座があり、甲野義紀氏によるひもトレ体験講習会がありました。ヒモトレは不思議な運動方法です。手首や腹回りにひもを軽く巻くだけで、重いものを楽に持ち上げられたり、肩凝りや腰痛が取れて、体が軽くなるという。

家にかえってから半信半疑で試してみたが、脊柱管狭窄症のため、歩くのも前傾みになり、腰痛もあります。
そこで、ヒモをたすき掛けと、腰回り巻いたら、ずいぶん楽になった。
◆ひもを体に巻きつけるやり方。
基本は腹回りに巻く方法。
ついギュっと絞めたくなるが、なるべく緩めに巻くのがコツだ。
ひもに触れた感触で体幹を取り巻く筋肉が安定して働き、立ち姿勢や重いものを持つ作業が楽にこなせる。
背中や腰の凝りを和らげるのにも有効です。
■寝るときも有効
体の動きは、脳からの指令(運動神経)と、体からのフィードバック(感覚神経)の協調作用です。

「運動神経の作用が優位になりすぎて、動きのクセが生じている。
ひもは、フィードバックの欠落を補い、脳と体のコミュニケーションを円滑にする働きがある。 ヒモトレは、高齢者の介護や、病気の子供たちが通う養護学校でも活用されている。
嚥下(えんげ)障害の人がのみ込めるようになったり、脳性マヒでふらついていた子がしっかり歩けたりするという報告もある。
作用には個人差があり、大幅な機能回復が現れることもあれば、さほど大きな変化を認めないこともあります。
ヒモトレには副作用などのリスクがほとんどなく、コストや手間もごくわずかだから。最悪でも「何も起きなかった」であり、実際には、大半のケースで何かしらいいことが起きますから、試さない手はないでしょう。

「こうした障害の中には、筋力などの能力はあるが、体の連動がうまくいかずに機能が落ちた場合がかなりあるようだ。
ヒモトレで連動をサポートしてやれば、機能回復が望める」
腹や尻に巻いておくと、階段の上り下りなどの日常動作もラクになる。
着け心地が快適なら、一日中つけたままでも構わない。
違和感を感じたら外すか、快適になるように調整をしよう。
寝るときに巻くのもおすすめ。睡眠中に体のバランスが整い、目覚めが爽快になる。ゆるゆるに巻くのがコツ。どんなヒモがいいのか?」「1番のポイントは伸びすぎないこと。」とあります。
ゴムとか、伸びるものはNGです。私のお薦めは、ダイソ-の手芸コ-ナ-で販売している7ミリ×4メ-トルのヒモです。