血糖値を短期に安定して下げる
糖尿病の人が血糖値を安定して下げるには、毎日の糖質制限の食事と運動療法としてのウォーキングが良いとわかっていても、普通の人はなかなか続けられませんね。
なかでも運動療法が続かないというのは、糖尿病の予防や治療での大きな問題となっています。
そんな人にぴったりの方法が、今回ガッテンが“ピントレ”と命名したスロースクワット。
1週間のうち2日、このピントレを行うと、下半身の筋肉の白筋の一部にミトコンドリアが大量に増え始め見た目ピンク色に見える「桃色筋肉」に変化。
すると血糖値がグーンと下がり、さらに食事をしても血糖値が上がりにくく、血糖値スパイクも出来にくい体に変わっていくのです。自宅で、手軽に、続けやすいこの新対策をおこなってください。
夢の血糖値対策下半身に「桃色筋肉」をつけよう
糖尿病対策として、いま大注目されているのが「スクワット」全身の筋肉の7割を占める下半身の筋肉を刺激して、エネルギーを効率的に消費できるのがスクワットです。
器具を使わず自分の体重だけを負荷とする低強度のスクワットを繰り返し行うと、筋肉のボリュームが増える「量」の変化だけでなくミトコンドリアが増えて「質」に変化が起こります。
人間の筋肉は、持久力に優れ、脂肪を消費しやすい「赤筋」と、瞬発力に優れ、糖を消費しやすい「白筋」で構成されていますが、低強度のスクワットを続けていると、なんと白筋が「桃色筋肉」に変化してくるのです!これは白筋の細胞の中に、ミトコンドリアという細胞内器官が増えてくることを示しています。ミトコンドリアは脂肪を燃やして、エネルギーを生む能力があります。つまり桃色筋肉は、もともとの糖だけでなく脂肪もダブルで消費できる、糖尿病対策にうってつけのスーパー筋肉なのです。
ピントレ(スロースクワット)
桃色筋肉をつける方法として、福島県の病院で30年の実績があるスロースクワットが紹介されました。桃色(ピンク色)筋肉を増やすトレーニング方法なので、名付けて”ピントレ”!
注意!
- 血圧の高い方、ひざの悪い方は、始める前にやり方の注意を学び慎重にしてください。
- 足腰に不安のある方、運動が苦手な方は、最後に紹介する椅子を使う方法から試してみてください。
- 痛みが出た場合は、すぐに運動をやめてください。
スロースクワットの正しい方法(動画)
ガッテンで紹介された「謎のポーズ」は、すごくゆっくり行う、超スロースクワットです。
フォーム事態は、普通のスクワットと同じです。
普通のスクワットをゆっくりしたのがピントレなので、まずはフォームを確認しましょう。
動画で正しいスクワットの仕方を見てください。
スロースクワットの仕方
1.足を肩幅よりももっと広く開きます
2.10秒かけて、ゆっくり腰をおろしていきます。
【ポイント】
- ひざをいためないために、膝がつま先と同じ方向を向くように、また膝はつま先より前に出ないようにする。
- 息を止めると血圧が上がってしまうため、数を声に出して数えながら行いましょう
3.ひざを90度くらいに曲げたら、2秒間キープ。そして立ち上がります。
2.3を繰り返し10回行います
2~3分の休憩を入れて、また10回。休憩を入れてまた
10回の計30回行います。
これを1日の運動として、週2~3回行います。
まずは3か月を目標に続けてください。
足腰に不安のある人はや運動が苦手な人は、後ろに安定のいいイスを置き、前にテーブルやイスで支えを作って行うと転倒予防になります。
連続10回は難しかった人は、足を大きく開いて負荷を軽くすることで、10回を目指しましょう。